私達は利用者様の個々の生活を尊重し、
自分らしく笑顔で安心して暮らせる環境を作り、
地域に根ざし温かい福祉社会の実現を目指します。
61歳になるS様は、グループホームに入って早3年。
すっかり生活には慣れたご様子でしたが、若いので身体を持て余している感じがしておりました。
暇になると他のお部屋を行ったり来たり、ホームのおやつをこっそりつまみ食い。
ある日職員が食事の準備中、丁度そばを通ったS様に、
「だれかお手伝いしてくれないかな~」と冗談を言ったところ、うなずいて台所をうろうろ。
「お味噌汁を作ってくださらないかな」というと、「うん。うん。」とS様。
まさか作れるとは思わず見守っていると、なんと見事に味噌汁を完成させました!
味噌加減も丁度良く、わかめ入り。上々の出来栄えです。
職員が驚いているとS様は「やる。やる。」と鍋を指さしました。
その日以来、毎日具材を選んで味噌汁やスープを作ってくださいます。
やがて”お手伝い”から、職員がするような”仕事”もお願いできるようになり、
お部屋のうろうろやつまみ食いもなくなり元気に職員と働いてくれています。
入社して9年。人との関わる事が好きで前職はもとホテルマン。
同僚から声をかけられ、介護はまったくの未経験だったが、祖父が認知症になり自分も家族を助けたいと考え決心した。
入社して、人と接することは抵抗がなかったが、介護では技術面や服薬管理等わからないことが不安だった。
それでも介護の仕事を辞めたいと思ったことは一度もない。
いつもポジティブに考えてるが、人間関係だけは難しい。
自分が思っていること、想いの強さは職員みんなに伝わらない時もある。
「想いが強いね。」とよく言われる。利用者様の希望をかなえてあげたい。
職員のペースや都合ではなく、利用者様のペースで支えたい。
あいあるの好きなところは人。会長の言葉「人こそすべて」に共感する。
そして何でも言いやすい環境でしょうか。
これからのあいあるに期待することは、スタッフ皆のモチベーションを上げるためにも、給料をベースアップしていけるしくみを考えてほしいと思う。
趣味は釣り、キャンプ、ボード等。
「釣りをしながらいつも自分に立ちもどりポジティブでいられる。」と少年のような輝いた瞳で語られる。
様々な魚の話をふくらませながら、好きな食べ物は「焼肉」と答えた。大爆笑の中、稲垣さんの人柄を感じ、きっといつも周囲には穏やかな空気が流れている背景がみられた。